オレンジティとは

オレンジティは女性に特有ながん(子宮・卵巣・乳がん)に現在かかっている人やすでにそのがんからは生還し ているが手術後の障害に苦しんでいる人、およびその家族や支援者に情報を提供し、自立を支援することを目的に設立しました。

実際的な情報が少なく判断出来ない、情報はたくさん提供されたが実感的に理解出来ないなどを解決し、がんに毅然として立ち向かえるように支援します。こういったことには経緯を分かち合うことが重要です。

具体的には診断と治療に伴う心の動き・生活の変化、診断や治療に伴う疑問、手術後に起きる障害、家族環境の変化などを自分の考えと言葉で示すことが重要です。

私たちの最終目的は多くのこのようなストーリーを集め、解析し、がんを乗り越えて個人としての充実とした生活が送れるようにするとともに、日本のがん医療を自分たちで作っていくという流れの一助になれば幸いです。

設立経緯

静岡には乳がんのグループはあったものの、子宮・卵巣がんの経験者の自立を支援する組織はなかった。しかし、現在、日本においても欧米と同様に地域でがん患者を支える、地域サポートグループの重要性が認識され始めている。

静岡でサポートグループのようなものがないかと相談、静岡でもセルフヘルプの会を開いてみてはどうかとの呼びかけがあり、東京を本拠地とする「子宮・卵巣がんのサポートグループあいあい」の協力のもとに平成14年1月、第1回わかちあいのミーティングin静岡を開催。

ミーティングをセッティングしていく中、電話や手紙などで静岡に住む女性特有のがんに悩む人々の切実な悩みを聞き、地域に根付いた組織の設立が急務であり、「婦人科がんのサポートグループ オレンジティ」を同日発足させた。

2年間、任意団体として活動後、特定非営利活動法人として平成16年1月9日「女性特有のがんのサポートグループ オレンジティ」認証を受けた。

また、2011年6月、認定NPO法人の認証を受ける。

私たちに出来ること

  1. がん体験者:新たにがんと診断された方に経緯(がんになると言うことはどういうことか、治療によりあなたの身体や生活にどのような影響が出るのかなど)を伝えられます。
  2. 最近診断された人:貴方と同じ種類のがんにかかりすでに治療を受けた方に質問を投げかけたり、そういった方から貴重な経験に基づいた実際的なアドバイスを受けられるとともに、集めた情報の中から必要な事を探し出すことが出来ます。
  3. 友人や家族:最愛の貴方が直面している深刻な問題を深く理解できるようになります。
    お互いに言葉を掛け合うことで励ましあえます。